地域性豊かな正月行事

祭の呼び名

糸魚川のあたりでは「さいの神」といいますが、全国的には「どんど焼き」が一般的です。祭の目的や伝わり方によって、地域ごとに呼び名が違います。

※マップは、あくまで傾向であり、色を付けた地域が、すべてこの呼び名を使っているということではありません。

※呼び名の分布は、独自調査によります。

◇形や燃やし方

さいの神は、竹や木の骨組みにワラを積み上げて作ります。地域によって形や大きさもさまざまです。

また、火をつける前に「左義長の唄」を歌ったり、ダルマや木偶人形などを一緒に燃やしたりするなど、やり方も多彩です。

円錐型

ロウソク型

◇祭の意味

多くは、新年の厄除けや子孫繁栄を願う道祖神の火祭りとして行われます。

「左義長」や「どんど焼き」などと呼ぶ地域では、年初めに迎えた歳徳神を炎とともに天に送る意味があると考えられています。

※歳徳神(としとくじん)…陰陽道の神様で、「歳神」「正月さま」とも呼ばれます。

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